鍼って何となく身体にいいのは知っているけど、どうして効果があるのか周知されていないのが実情です。そんな鍼治療のメカニズムを説明していきたいと思います。
鍼を刺すことで筋肉や細胞組織に“小さな傷を”つけます。
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傷がついた箇所を修復するために、血液が集まります。脳は怪我をしたと認知し、自然治癒力を使って治そうとします。
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必要な酸素や栄養を補給し、不要な老廃物を排除します。
そして、代謝が促進され細胞が生まれ変わろうとします。
ほかには自律神経にも働きかけ、身体や脳がリラックスする効果 も!!
人は筋肉の表面を筋膜という薄い膜で覆われていて、ボディースーツのように包まれています。
ストレス・同じ姿勢での長時間作業・繰り返しの運動(作業)によって筋膜が癒着し、またはよじれ・シワができてしまいます。
この筋膜の癒着・よじれ・シワが原因で血流が悪くなり痛みやコリの原因になります。この痛みやコリの原因がトリガーポイントです。
トリガーポイントは痛みを感じる部位とは関係がなさそうな部分が原因で不調を引き起こします。
また筋膜の癒着が起こることで関節可動域が狭まり、筋肉の動きを阻害します。
鍼治療では、このトリガーポイント(筋膜の癒着)に刺鍼し、痛みを取り除いていきます。